特集 電解質と微量元素の臨床検査ガイド
各論
4 結合蛋白
2)フェリチン
桜田 恵右
1
,
宮﨑 保
1
Keisuke SAKURADA
1
,
Tamotsu MIYAZAKI
1
1北海道大学医学部第三内科
キーワード:
フェリチン
,
H型
,
フェリチンサブユニット
,
L型
,
フェリチンサブユニット
,
鉄欠乏
,
鉄過剰
Keyword:
フェリチン
,
H型
,
フェリチンサブユニット
,
L型
,
フェリチンサブユニット
,
鉄欠乏
,
鉄過剰
pp.1552-1555
発行日 1990年10月30日
Published Date 1990/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900372
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はじめに
フェリチン(ferritin;Ft)は生体において鉄(Fe)貯蔵蛋白として知られているが,そのmicroheterogeneityの研究から病態生理学的意義が明らかにされつつある.Fe欠乏症,Fe過剰症,悪性腫瘍,炎症,感染症などにおける臨床的意義は,血清Ftの測定が容易になってからは著しいものがある.
以下,Ftの性状と作用,血清Ftの測定法と問題点などについて述べる.
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