Japanese
English
資料
解糖阻止剤4種(NaF,モノヨード酢酸,クエン酸,D―マンノース)の比較
The Comparison of Four Preservatives of Glucose
佐藤 富美子
1
,
平野 哲夫
1
,
松崎 廣子
1
Fumiko SATO
1
,
Tetsuo HIRANO
1
,
Hiroko MATSUZAKI
1
1東京警察病院中央検査第一部臨床化学
1Central Clinical Laboratories,Tokyo Metropolitan Police Hospital
キーワード:
解糖阻止剤
,
NaF
,
モノヨード酢酸
,
クエン酸
,
D―マンノース
Keyword:
解糖阻止剤
,
NaF
,
モノヨード酢酸
,
クエン酸
,
D―マンノース
pp.109-114
発行日 1990年1月15日
Published Date 1990/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900028
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- サイト内被引用 Cited by
4種の解糖阻止剤について,その阻止効果を比較検討した.NaF,モノヨード酢酸は速効性に欠け,採血1時間以内に血糖値の低下を生ずる.クエン酸は速効性を有するが,溶解性が悪く,検体の溶血が起こりやすい.D―マンノースは速効性を有し,溶解性も良いが,阻止効果は十分でなく,また,血糖および他の検査項目の測定も可能だが,場合によっては影響を及ぼすこともある.以上それぞれ利点,欠点がみられた.
Copyright © 1990, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.