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マンノース結合レクチンの測定と意義
大石 勉
1
,
山本 英明
2
,
山口 明
2
1埼玉県立小児医療センター感染免疫・アレルギー科・内科
2埼玉県立小児医療センター放射線部
キーワード:
マンノース結合レクチン
,
オプソニン
,
MBL欠損症
,
若年性関節リウマチ
Keyword:
マンノース結合レクチン
,
オプソニン
,
MBL欠損症
,
若年性関節リウマチ
pp.313-316
発行日 2002年3月15日
Published Date 2002/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905066
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1.はじめに
マンノース結合レクチン(mannose bindinglectin;MBL)は肝で産生される血清蛋白である.人口の5~7%にみられるオプソニン欠損症は血清MBLの欠損が原因である1).オプソニン欠損症の血清はイースト(Saccharomyces cereuisiae)と反応させても食細胞のイースト貪食能を充進しない.最近,MBLの構造と機能が次第に明らかになり,簡便な測定法(ELISA法)が普及してきたので疾患との関連や測定の意義について概説する.
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