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今月の特集2 補体をめぐる話題
補体検査の基礎と発展
Basic and development of complement testing
井上 徳光
1
1和歌山県立医科大学分子遺伝学講座
キーワード:
エチレンジアミン四酢酸血漿
,
EDTA血漿
,
CH50
,
Ba
,
sC5b-9
,
次世代型シークエンサー
Keyword:
エチレンジアミン四酢酸血漿
,
EDTA血漿
,
CH50
,
Ba
,
sC5b-9
,
次世代型シークエンサー
pp.56-64
発行日 2024年1月15日
Published Date 2024/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542203501
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Point
●補体遺伝子検査が充実し,補体遺伝子異常の診断は容易になってきたが,迅速な診断が難しいことや病的バリアントであるかどうかを断定できないことも多い.
●補体の活性化産物の測定には,エチレンジアミン四酢酸(EDTA)を含んだ血漿の採取が必要である.
●補体の分解産物Baや,sC5b-9のような複合体を測定することにより,補体の活性化をモニターすることができる.
●補体疾患の的確な診断や予後予測には,持続的で網羅的な補体検査体制の構築が急務である.
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