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English
今月の特集 脳脊髄液検査—その基礎と新しい展開
多発性硬化症と脳脊髄液検査
Cerebrospinal fluid biomarker in multiple sclerosis
高橋 慶太
1
,
田中 章景
1
1横浜市立大学大学院医学研究科神経内科学・脳卒中医学
キーワード:
多発性硬化症
,
脳脊髄液
,
バイオマーカー
,
オリゴクローナルバンド
,
ミエリン塩基性蛋白
,
LOTUS
Keyword:
多発性硬化症
,
脳脊髄液
,
バイオマーカー
,
オリゴクローナルバンド
,
ミエリン塩基性蛋白
,
LOTUS
pp.522-527
発行日 2023年5月15日
Published Date 2023/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542203297
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Point
●多発性硬化症は免疫異常と軸索変性を主要な病態とする神経難病である.核磁気共鳴画像(MRI)検査と脳脊髄液検査が診断と病勢把握に重要である.
●伝統的な脳脊髄液バイオマーカーによる病勢の評価は重要であるが,疾患克服のために,病態と直接的に関連する新たなバイオマーカーの開発が期待されている.
●近年,多発性硬化症の軸索変性にかかわる病態関連分子が多数,報告されており,これまでにない新規のバイオマーカーとして臨床応用が注目されている.
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