Japanese
English
今月の特集 脳脊髄液検査—その基礎と新しい展開
脳脊髄液成分の定量的評価
Quantitative analysis of cerebrospinal fluid compositions
菊池 春人
1
1済生会横浜市東部病院臨床検査科
キーワード:
血液混入
,
髄膜炎
,
多発性硬化症
,
尿試験紙
Keyword:
血液混入
,
髄膜炎
,
多発性硬化症
,
尿試験紙
pp.504-508
発行日 2023年5月15日
Published Date 2023/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542203293
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
Point
●脳脊髄液(CSF)中の化学成分濃度は血漿中に比べてかなり低いものが多いため,血液混入時の結果を評価する際には注意する必要がある.
●CSFグルコースは髄膜炎の鑑別に重要である.
●CSF総蛋白濃度は種々の中枢神経内疾患で増加する.
●免疫グロブリンG(IgG)インデックスは中枢神経内でのIgG産生があると増加する.
Copyright © 2023, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.