今月の主題 脳脊髄液
総説
髄液所見による脳脊髄膜炎の鑑別
庄司 紘史
1
Hiroshi SHOJI
1
1久留米大学医学部内科学1
キーワード:
髄膜炎
,
脳炎
,
脊髄炎
,
髄液
,
ポリメラーゼ連鎖反応
,
酵素抗体法
Keyword:
髄膜炎
,
脳炎
,
脊髄炎
,
髄液
,
ポリメラーゼ連鎖反応
,
酵素抗体法
pp.367-373
発行日 2005年4月15日
Published Date 2005/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100125
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〔SUMMARY〕 各種髄膜炎,脳炎,脊髄炎の髄液所見における細胞数増加は有力な診断根拠となり,蛋白,糖値,病原診断などから鑑別診断の手掛かりが得られる.塗抹・培養検査など基本的検査に加え,ポリメラーゼ連鎖反応(PCR),酵素抗体法(EIA)などの高感度検査が導入され,迅速診断に威力を発揮している.髄液でのdataは,血液における変化に比べ,より直接的に脳脊髄膜炎の病態を反映する.各種髄膜炎,脳炎,脊髄炎などの脳脊髄膜炎における髄液所見からの鑑別などを解説した.〔臨床検査 49:367-373,2005〕
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