特集 ホルモン補充療法ガイドライン2025年度版改訂のポイント
Ⅱ.各論
8.子宮内膜症・子宮筋腫を有する女性にHRTは可能か?
平池 修
1
1東京大学医学系大学院産婦人科学講座
キーワード:
子宮内膜症
,
子宮筋腫
,
ホルモン補充療法
Keyword:
子宮内膜症
,
子宮筋腫
,
ホルモン補充療法
pp.893-898
発行日 2025年8月1日
Published Date 2025/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001300
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要旨
子宮内膜症と子宮筋腫の病態には性ステロイドホルモンの存在が関係しており,治療においてはこれらの分泌抑制が有効である.更年期障害はエストロゲン欠乏などにより惹起されることから,その治療としてホルモン補充療法(HRT)が行われる.子宮内膜症や子宮筋腫の既往がある女性に対して,病態を悪化させないようにHRTを行うにはどのように考えるべきかが,このたび発刊された「ホルモン補充療法ガイドライン2025年度版」において触れられているため,本稿ではその要点を述べる.

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