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今月の特集1 血栓止血学のトピックス—求められる検査の原点と進化
凝固波形解析の概要とその応用
The explanation and application about clot waveform analysis
松本 智子
1
1天理医療大学臨床検査学科
キーワード:
凝固波形解析
,
CWA
,
凝固機能評価法
,
自動凝固分析装置
,
凝固線溶波形解析
,
CFWA
,
凝固異常
Keyword:
凝固波形解析
,
CWA
,
凝固機能評価法
,
自動凝固分析装置
,
凝固線溶波形解析
,
CFWA
,
凝固異常
pp.1402-1408
発行日 2020年12月15日
Published Date 2020/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202525
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Point
●凝固波形解析(CWA)では,フィブリン析出までの時間のみならず,それぞれの微分波形を用いて,最大凝固速度や最大凝固加速度など,多様な情報を得ることができる.
●自動凝固分析装置を用いたCWAは検査室で行うことができる.先天性血友病Aをはじめ,後天性血友病A(AHA)や抗リン脂質抗体症候群(APS)など,凝固異常症の鑑別に有用である.
●凝固線溶波形解析(CFWA)はCWAを応用した方法である.フィブリン形成から溶解までの一連の反応を観察でき,凝固・線溶異常症の早期診断に貢献できる.
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