今月の特集2 臨床検査とIoT
扉
涌井 昌俊
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1慶應義塾大学医学部臨床検査医学
pp.1409
発行日 2020年12月15日
Published Date 2020/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202526
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グローバル化とデジタル化の波をもたらしている技術基盤であり,シンボルでもあるのがAI(artificial intelligence)とIoT(internet of things)です.AIは訳語である“人工知能”とともに,昔から比較的認識されている言葉です.一方,IoTは少し“くせもの”かもしれません.Wikipediaでは『様々な「モノ(物)」がインターネットに接続され(単に繋がるだけではなく,モノがインターネットのように繋がる),情報交換することにより相互に制御する仕組みである』と定義されています.しかし,言葉による定義だけではIoTの概念は体得できない難しさがあります.それでも,スマートフォンに代表されるように,IoTは着実に生活に根を張りつつあります.本特集では,医学・医療の現場へのIoTの導入をトピックとして取り上げました.臨床検査とIoTのかかわり方について考える一助になれば幸いです.
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