Japanese
English
今月の特集1 現在のHIV感染症と臨床検査
AIDS指標疾患
AIDS-defining illnesses
鯉渕 智彦
1
1東京大学医科学研究所附属病院感染免疫内科
キーワード:
ヒト免疫不全ウイルス感染症
,
HIV感染症
,
CD4陽性Tリンパ球
,
ニューモシスチス肺炎
,
サイトメガロウイルス感染症
,
CMV感染症
,
免疫再構築症候群
,
IRIS
Keyword:
ヒト免疫不全ウイルス感染症
,
HIV感染症
,
CD4陽性Tリンパ球
,
ニューモシスチス肺炎
,
サイトメガロウイルス感染症
,
CMV感染症
,
免疫再構築症候群
,
IRIS
pp.587-591
発行日 2019年5月15日
Published Date 2019/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202019
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Point
●国内のヒト免疫不全ウイルス(HIV)/後天性免疫不全症候群(AIDS)の年間報告数のうち,AIDS発症者は約3割を占める.HIV/AIDSの早期発見にはなお改善の余地がある.
●AIDS指標疾患のなかで,最多はニューモシスチス肺炎,次いで食道カンジダ症である.その他,サイトメガロウイルス(CMV)感染症や抗酸菌感染症も多い.
●ニューモシスチス肺炎の多くはCD4陽性Tリンパ球数が約200/μL以下の場合に発症し,播種性非結核性抗酸菌症,CMV網膜炎や消化管潰瘍はCD4陽性Tリンパ球数が約100/μL以下の場合に好発する.
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