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増刊号 感染症関連国際ガイドライン—近年のまとめ
2章 臨床感染症に関するガイドライン
その他
MRSA感染症(2011年,IDSA)
Clinical practice guidelines for the treatment of methicillin-resistant Staphylococcus aureus infections in adults and children
上田 晃弘
1
1日本赤十字社医療センター感染症科
pp.1313-1318
発行日 2018年10月15日
Published Date 2018/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201770
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POINT
●米国感染症学会の専門委員会により文献レビューが行われ,エビデンスに基づき,作成されている.各推奨にはエビデンスレベルと推奨度が示されており,記載内容の信頼性は高い.
●メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)感染症の治療に関するガイドラインであり,診断や感染対策は扱っていない.重要なMRSA感染症がカバーされ,MRSA感染症の治療で問題となるバンコマイシン(VCM)の投与方法などについても触れられている.
●わが国でも十分に参考になる内容であるが,米国で問題となっている市中獲得型MRSA(CA-MRSA)は現時点ではわが国での頻度が高くないこと,telavancinなど米国で使用可能な薬剤の一部はわが国で使用できないことには注意する必要がある.
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