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増刊号 感染症関連国際ガイドライン—近年のまとめ
2章 臨床感染症に関するガイドライン
真菌症
クリプトコッカス症(2010年,IDSA)
Clinical practice guidelines for the management of cryptococcal disease
伴 浩和
1
1亀田総合病院総合内科・感染症科
pp.1294-1300
発行日 2018年10月15日
Published Date 2018/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201768
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POINT
●クリプトコッカス髄膜脳炎のリスクとなるグループを①ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染患者,②臓器移植患者,③その他に分けて考える.
●ガイドラインの基本原則は,①導入療法→地固め療法(除去)→維持治療(抑制),②頭蓋内圧亢進症と免疫再構築症候群(IRIS)の早期認知と治療,③腎障害の患者ではアムホテリシンBリポソーム製剤を用いる,である.
●治療成功のポイントは,①早期診断,②ガイドラインの基本原則に従う,③基礎疾患のコントロール,である.
●合併症に対するマネジメントが大切である(特に,頭蓋内圧亢進症,IRIS).
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