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今月の特集2 不妊・不育症医療の最前線
不育症の診断と治療
Management of recurrent pregnancy loss
杉浦 真弓
1,2
1名古屋市立大学大学院医学研究科産科婦人科学
2名古屋市立大学不育症研究センター
キーワード:
不育症
,
RPL
,
抗リン脂質抗体症候群
,
APS
,
染色体均衡型転座
,
着床前診断
,
子宮奇形
Keyword:
不育症
,
RPL
,
抗リン脂質抗体症候群
,
APS
,
染色体均衡型転座
,
着床前診断
,
子宮奇形
pp.642-648
発行日 2018年5月15日
Published Date 2018/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201625
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Point
●不育症(RPL)の4大原因は,抗リン脂質抗体症候群(APS),子宮奇形,夫婦染色体均衡型転座,胎児(胎芽)染色体数的異常である.
●2回以上の早期流産,1回以上の子宮内胎児死亡,妊娠高血圧腎症や胎盤機能不全による34週未満の早産のときに,APSを疑う.
●2種類のループスアンチコアグラント(LA)として,リン脂質中和法,希釈ラッセル蛇毒法の両方とも測定する.
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