特集 最新産婦人科遺伝診療ABC
不育症と遺伝診療
杉浦 真弓
1
,
吉原 紘行
,
佐藤 剛
1名古屋市立大学 大学院医学研究科産科婦人科
キーワード:
異数性
,
子宮疾患
,
転座
,
泌尿生殖器奇形
,
流産-習慣
,
抗リン脂質抗体症候群
,
染色体疾患
,
着床前診断
Keyword:
Chromosome Disorders
,
Translocation, Genetic
,
Abortion, Habitual
,
Uterine Diseases
,
Antiphospholipid Syndrome
,
Preimplantation Diagnosis
,
Urogenital Abnormalities
,
Aneuploidy
pp.53-57
発行日 2021年1月1日
Published Date 2021/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021086380
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不育症の4大原因は抗リン脂質抗体症候群(APS)、子宮奇形、夫婦染色体構造異常、胎児(胎芽)染色体異数性(aneuploidy)である。APSは抗凝固療法によって70~80%が出産可能である。子宮奇形に対する手術が実施されているが、出産率改善は証明されていない。均衡型転座、異数性に対する着床前診断による出産率改善は証明されていない。
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