増刊号 臨床検査スターターズガイド
2章 検査室Q&A
輸血
不規則抗体検査の間接抗グロブリン試験で,スクリーニングと同定用パネル血球が全て陽性を示し,自己対照のみ陰性でした.どう解釈すればよいでしょうか? また,輸血用赤血球製剤の選択はどうすればよいですか?
奈良崎 正俊
1
1山形大学医学部附属病院輸血・細胞治療部
pp.440-442
発行日 2017年4月15日
Published Date 2017/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201188
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Answer
自己対照が陰性で,全ての検査赤血球に対する凝集の強さが同様であれば,高頻度抗原に対する抗体と考えられます.その高頻度抗体の種類によって輸血用赤血球製剤の選択は異なります.
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