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今月の特集1 体腔液の臨床検査
体腔液の細胞診・病理検査
The clinical significance of body cavity fluid cytology and cell block method
濱川 真治
1
,
清水 誠一郎
2
1公立昭和病院臨床検査科
2公立昭和病院病理診断科
キーワード:
体腔液細胞診
,
標本作製法
,
特殊染色
,
免疫組織化学染色
,
セルブロック法
Keyword:
体腔液細胞診
,
標本作製法
,
特殊染色
,
免疫組織化学染色
,
セルブロック法
pp.504-511
発行日 2016年5月15日
Published Date 2016/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542200818
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Point
●体腔液にはさまざまな細胞が出現するため,浮遊細胞の多彩な形態変化を理解しておかなくてはならない.
●体腔液に出現する悪性細胞の多くは,本来,体腔には存在しない“外来性細胞”であり,背景に出現する良性の細胞との形態相違が良悪の判定に役立つことが多い.
●体腔液細胞診が最終診断になることもある.初回検体の取り扱いと標本作製技術が細胞診断を左右する.
●セルブロックによる免疫組織化学染色や遺伝子検索などの補助的検査法を加えることによって,体腔液細胞診材料は分子標的治療の適応判定にも貢献する.
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