増大号 極める!呼吸機能検査 患者を診る力が成功のカギ
4章 フローボリューム波形と患者状態から読み解く失敗例とその対応(努力肺活量測定)
努力肺活量測定の基本
加藤 幸子
1
1東京大学医学部附属病院検査部
キーワード:
努力呼気曲線
,
フローボリューム曲線
,
F-V曲線
,
呼吸機能検査ハンドブック
,
妥当性
,
再現性
,
採択
Keyword:
努力呼気曲線
,
フローボリューム曲線
,
F-V曲線
,
呼吸機能検査ハンドブック
,
妥当性
,
再現性
,
採択
pp.178-185
発行日 2025年2月1日
Published Date 2025/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.030126110530020178
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はじめに
呼吸機能検査は他の生理検査とは異なり,被検者の努力によって検査結果が大きく変動する検査である.特に努力肺活量測定には被検者の協力と最大努力が必須であるので,適正な検査を行うことは容易ではない.
本稿では努力肺活量測定を実施するための基礎知識や実際の測定方法を述べる.また,2021年に発行された「呼吸機能検査ハンドブック」1)と,それまでの運用されていた「呼吸機能検査ガイドライン」(2004年発行)との変更点について解説する.
*本論文中、[▶動画]マークにつきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2028年2月29日まで)。
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