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今月の特集1 臨床検査の視点から科学する老化
心臓の老化と心不全
Cardiovascular aging and heart failure
上村 史朗
1
1川崎医科大学循環器内科
キーワード:
老化
,
心不全
,
脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)
,
蛋白糖化最終産物(AGEs)
Keyword:
老化
,
心不全
,
脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)
,
蛋白糖化最終産物(AGEs)
pp.744-750
発行日 2015年8月15日
Published Date 2015/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542200384
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Point
●人口の高齢化に伴って心不全患者が増加している.
●加齢に伴う心不全の主な原因は,虚血性心疾患,高血圧性心肥大,弁膜症である.
●心機能障害を反映する脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)は加齢に伴って上昇するため,高齢者における心不全の有用なマーカーである.
●老化に伴う血管障害のマーカーとして,血中蛋白糖化最終産物(AGEs)と,その可溶性受容体(soluble RAGE)が注目されている.
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