Japanese
English
今月の特集1 診療ガイドラインに活用される臨床検査
内分泌領域
Medical guidelines in endoclinical diseases
青木 智之
1
,
常川 勝彦
2
,
村上 正巳
2
1群馬大学医学部附属病院 検査部
2群馬大学大学院 医学系研究科臨床検査医学
キーワード:
甲状腺自己抗体
,
甲状腺刺激ホルモン(TSH)受容体抗体
,
甲状腺摂取率
Keyword:
甲状腺自己抗体
,
甲状腺刺激ホルモン(TSH)受容体抗体
,
甲状腺摂取率
pp.39-43
発行日 2014年1月15日
Published Date 2014/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103770
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●内分泌疾患は,ホルモンの過不足を原因とする疾患群である.過不足に伴いさまざまな症状を呈する.
●一般的に行われる血算,総コレステロール,肝逸脱酵素,アルカリフォスファターゼ〔ALP(特に骨型)〕,クレアチンキナーゼ(CK),乳酸脱水素酵素(LD),クレアチニンなどの検査値の異常は甲状腺疾患を疑うきっかけとなる.
●甲状腺疾患の診断のために甲状腺ホルモン値,各種甲状腺自己抗体検査などが行われる.
●甲状腺自己抗体は,確定診断のための重要なツールとなりうるが,非典型例も存在し,細胞診や放射線ヨードの甲状腺摂取率などの追加の検査が必要となることもある.
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