特集 Choosing Wisely 内科医の賢明な選択とは
各論
糖尿病・代謝・内分泌領域におけるトピック
能登 洋
1
1聖路加国際病院内分泌代謝科
キーワード:
自己血糖モニタリング
,
甲状腺
,
ビタミンD
,
テストステロン
Keyword:
自己血糖モニタリング
,
甲状腺
,
ビタミンD
,
テストステロン
pp.437-440
発行日 2024年4月1日
Published Date 2024/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000736
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医師と患者が問うべき5つのこと
1.低血糖を起こさない治療薬で安定している2型糖尿病成人患者には,連日の頻回自己血糖モニタリングをルーチンに推奨しない.
2.高カルシウム血症や腎機能低下がない限り1,25-(OH)2ビタミンDをルーチンに測定しない.
3.甲状腺触診所見に異常がなければ,甲状腺ホルモン異常者に甲状腺超音波検査をルーチンに行わない.
4.甲状腺機能低下患者に対してレボチロキシン投与量を決める際は,総トリヨードサイロニン(T3)または遊離T3を測定しない.
5.血液検査でテストステロン欠乏が確定しなければテストステロン補充療法を行わない.
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