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今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査①
Ca異常と病態
Pathophysiology of hyper- and hypocalcemia
小澤 安則
1
1虎の門小澤クリニック
キーワード:
総カルシウム(Ca)濃度
,
イオン化Ca
,
アルブミン補正Ca値
,
副甲状腺ホルモン(PTH)
,
ビタミンD
Keyword:
総カルシウム(Ca)濃度
,
イオン化Ca
,
アルブミン補正Ca値
,
副甲状腺ホルモン(PTH)
,
ビタミンD
pp.1014-1019
発行日 2013年9月15日
Published Date 2013/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103536
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■血清カルシウム(Ca)で生物学的作用をもつのはイオン化Caであり,血清Caの過剰,不足はイオン化Caの濃度で判断するのが正しい.しかしイオン化Caの測定上の問題などから,ほとんどの場合それとよく相関する総Ca値で代用する.
■血清Caの異常は総Ca値で判断するが,血清アルブミン(Alb,最もCaと親和性の高い血清蛋白)が4g/dL以下と低い場合には,計算式により補正を行う必要がある(アルブミン補正Ca値).
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