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今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査①
血液尿素窒素の異常と病態
The abnormalities of blood urea nitrogen and its pathophysiology
久野 芳裕
1,2
,
宇田 晋
2
,
秋澤 忠男
1,3
1昭和大学医学部内科学講座腎臓内科学部門
2関東労災病院内科
3東京腎疾患研究・情報センター
キーワード:
尿素窒素
,
腎機能障害
,
尿素(オルニチン)回路
,
BUN/Cr比
Keyword:
尿素窒素
,
腎機能障害
,
尿素(オルニチン)回路
,
BUN/Cr比
pp.1009-1013
発行日 2013年9月15日
Published Date 2013/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103535
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■尿素窒素は,生体内で蛋白質が分解され生じる窒素化合物である.
■尿素窒素は腎機能障害の指標として用いられるが,腎機能障害以外の病態でも異常値を呈することがある.
■尿素窒素の異常値を認めた場合,BUN/Cr比を用い,その原因となる病態が腎性か腎外性かを推測することができる.
■尿素窒素異常を呈した患者では,病態と合わせ原因を的確に評価することが重要である.パニック値レベルの異常を認めた際には,担当医への早急な連絡が必要となる.
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