Japanese
English
今月の主題 排尿障害
話題
臨床検査技師,排尿機能検査士としての排尿機能検査への取り組み―神経疾患を中心に
The practices we carry out urodynamics everytime as an urodynamics technician
山口 千晴
1
,
内山 智之
2
,
榊原 隆次
3
,
野村 文夫
1
Chiharu YAMAGUCHI
1
,
Tomoyuki UCHIYAMA
2
,
Ryuji SAKAKIBARA
3
,
Fumio NOMURA
1
1千葉大学医学部附属病院検査部
2千葉大学医学部附属病院神経内科
3東邦大学医療センター佐倉病院内科学講座神経内科学
キーワード:
排尿機能検査
,
排尿機能検査士
,
神経疾患
Keyword:
排尿機能検査
,
排尿機能検査士
,
神経疾患
pp.814-817
発行日 2010年7月15日
Published Date 2010/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542102345
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1 . はじめに
臨床検査技師として排尿機能検査に携わる際,検査の方法と目的を十分に理解する必要があるほか,検査環境の整備,患者背景の把握,検査の準備,患者状態の観察,検査機器の管理,手技の工夫などを行い,検査の精度および意義を高めることが望まれる.神経疾患が背景となる排尿障害(神経因性膀胱)の場合は,他疾患の排尿障害と比較して病態が複雑であるだけでなく,有する可能性のある他の神経症状や合併症の影響を考慮したうえで総合的に検査所見を解釈する必要がある.
本稿では,臨床検査技師および排尿機能検査士として検査を行うに当たり,心掛けていることを中心にいくつかの取り組みと役割について述べる.
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