今月の表紙 帰ってきた真菌症・3
Aspergillusの有性型
矢口 貴志
1
Takashi YAGUCHI
1
1千葉大学真菌医学研究センター
pp.256-257
発行日 2009年3月15日
Published Date 2009/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542101938
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アスペルギルス症はカンジダ症と並び重要な真菌症である.その原因菌の約70%をAspergillus fumigatusが占めているが,近年,その関連菌種の有性型(teleomorph)であるNeosartorya属に含まれる種が病原菌として報告されている.また,同症原因菌の1つであるA. nidulansにおいても子のう胞子(有性胞子)が形成されればEmericella属として扱われE. nidulansと呼ばれる1).
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