特集 ホルモンの病態異常と臨床検査
各論Ⅰ ホルモンの病態異常と検査
1.下垂体前葉
4) LH/FSH
伊藤 理廣
1
,
峯岸 敬
2
Masahiro ITOH
1
,
Takashi MINEGISHI
2
1群馬大学医学部附属病院周産母子センター
2群馬大学大学院医学系研究科産婦人科
キーワード:
LH
,
FSH
,
月経周期
,
βサブユニット
,
視床下部-下垂体-性腺系
Keyword:
LH
,
FSH
,
月経周期
,
βサブユニット
,
視床下部-下垂体-性腺系
pp.1193-1196
発行日 2008年10月30日
Published Date 2008/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542101753
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構造
LH(luteinizing hormone:黄体形成ホルモン)/FSH(follicle-stimulating hormone:卵胞刺激ホルモン)はともに性腺刺激ホルモンである.
FSHの構造はαサブユニットとβサブユニットとが結合したヘテロダイマーからなる糖蛋白質で分子量は約29kDaである.αサブユニットはLH,FSH,TSH,hCGの同一で92のアミノ酸残基からなる.βサブユニットは118のアミノ酸残基から構成されている.αサブユニットの遺伝子は染色体の6p21.1-23に位置し,βサブユニットは11p13に位置している.血中半減期は4時間と70時間の二相性を示す.
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