今月の主題 PSA
総論
PSAによる前立腺癌検診の成果―墨田区をモデルに
西松 寛明
1
,
北村 唯一
1
,
平野 美和
2
,
河村 毅
3
Hiroaki NISHIMATU
1
,
Tadaichi KITAMURA
1
,
Yoshikazu HIRANO
2
,
Takeshi KAWAMURA
3
1東京大学医学部泌尿器科
2同愛記念病院泌尿器科
3同愛記念病院
キーワード:
地域医師会主導型検診
,
PSA
,
癌検出率
,
検診コスト
,
検診間隔
Keyword:
地域医師会主導型検診
,
PSA
,
癌検出率
,
検診コスト
,
検診間隔
pp.967-973
発行日 2003年9月15日
Published Date 2003/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100958
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〔SUMMARY〕 東京都墨田区では1995(平成7)年から老人健康診査にPSA測定を一次検診として組み込んだ前立腺癌検診を実施している.この検診は,地域医師会のすみだ医師会が主導しており,対象者は区内在住の約25,000人が対象となる都市型大規模検診である.この検診は区民の健康を直接預かる“かかりつけ医”が中心となり,2001(平成13)年度集計分までで456名の前立腺癌患者を検出している.墨田区での前立腺癌検診の概要や,PSAの取り扱いを中心に概説した.
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