今月の主題 腫瘍マーカー―最近の進歩
癌検診と腫瘍マーカー
PA(PSA)による検診
秋元 晋
1
,
市川 智彦
1
,
島崎 淳
1
Susumu AKIMOTO
1
,
Tomohiko ICHIKAWA
1
,
Jun SHIMAZAKI
1
1千葉大学医学部泌尿器科学
キーワード:
PSA
,
前立腺集団検診
Keyword:
PSA
,
前立腺集団検診
pp.1299-1302
発行日 1995年11月15日
Published Date 1995/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902742
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積極的に検診をすることにより,早期の前立腺癌が検出できる.従来の検査(直腸内触診の癌疑い所見により生検を行った〉により発見された病院受診症例のものでは,約6割が臨床的または病理的に進行癌であった.アメリカにおいて行われたPSAを基本とした検診により発見されたものの1/3のみが進行癌であり,前立腺限局癌の検出率が2倍となった.
PSA,直腸内触診,経直腸的超音波断層法のなかで,PSAはもっとも正確な検査であり,実際,PSAのpositive predictive valueは乳癌のそれよりも高率であった.〔臨床検査 39:1299-1302,1995〕
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