今月の主題 栄養管理のパラメーター
各論
2. 生化学的パラメーター
3)蛋白代謝:アミノ酸分析
谷口 靖樹
1
,
東口 髙志
2
,
岩井 昭彦
3
,
二村 昭彦
4
,
松岡 幸男
1
Yasuki TANIGUCHI
1
,
Takashi HIGASHIGUCHI
2
,
Akihiko IWAI
3
,
Akihiko FUTAMURA
4
,
Yukio MATSUOKA
1
1菰野厚生病院薬剤部
2藤田保健衛生大学外科学・緩和ケア講座
3菰野厚生病院外科
4厚生連松阪中央総合病院薬剤部
キーワード:
分岐鎖アミノ酸
,
Fischer比
,
肝障害
,
経口BCAA療法
Keyword:
分岐鎖アミノ酸
,
Fischer比
,
肝障害
,
経口BCAA療法
pp.989-994
発行日 2004年9月15日
Published Date 2004/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100881
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〔SUMMARY〕 非代償性肝硬変症例は,蛋白・アミノ酸の代謝異常特に分岐鎖アミノ酸(BCAA)濃度と芳香族アミノ酸濃度の濃度比つまりFischer比の低下が認められる.Fischer比のモニターは,栄養管理上,栄養アセスメント指標として有用である.このような症例に対する栄養療法には,経口BCAA療法があり長期投与により栄養状態の改善・維持効果を示し,更に肝性昏睡の頻度の低下や生命予後の延長やQOLの改善効果が得られている.
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