Japanese
English
研究
血中総分岐鎖アミノ酸濃度測定の糖尿病における臨床的意義―酵素法を用いた検討
Branched Chain Amino Acids Metabolism in Diabetic Patients; An Clinical Usefulness of the Enzymatic Measurement
中 恵一
1
,
下條 信雄
1
,
奥田 清
1
Keiichi Naka
1
,
Nobuo Shimojo
1
,
Kiyoshi Okuda
1
1大阪市立大学医学部臨床検査医学教室
1Depertment of Laboratory Medicine, Osaka City University Medical School
キーワード:
分岐鎖アミノ酸
,
ロイシン
,
イソロイシン
,
バリン
,
ロイシン脱水素酵素
,
糖尿病
Keyword:
分岐鎖アミノ酸
,
ロイシン
,
イソロイシン
,
バリン
,
ロイシン脱水素酵素
,
糖尿病
pp.1033-1038
発行日 1992年9月15日
Published Date 1992/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901224
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分岐鎖アミノ酸(ロイシン,イソロイシン,バリン)の血中総量を測定する方法として最近開発された酵素法を追試検討した.この結果,3種のアミノ酸に対し特異性が高く,再現性にも優れた信頼性のある測定法であることがわかった.そこで,本法を用い,健常値を求めたところ血中総BCAA濃度として210~570μmol/lで,男性が女性に比し高値を示した.また,血中BCAA濃度はインスリンの作用により低値となり,その欠乏状態,すなわち糖尿病では血中BCAA濃度が上昇することを実験動物で明らかにした.
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