今月の主題 臨床検査史―国際的な流れとわが国の動向
各論
神経機能検査
石山 陽事
1
Yoji ISHIYAMA
1
1杏林大学保健学部臨床生理学・医用応用工学研究室
キーワード:
ペーパレス脳波計
,
誘発筋電図
,
脳磁図(MEG)
,
光トポグラフィー
Keyword:
ペーパレス脳波計
,
誘発筋電図
,
脳磁図(MEG)
,
光トポグラフィー
pp.1695-1700
発行日 2006年12月15日
Published Date 2006/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100811
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
1924年にHans Bergerによって初めてヒトの脳波が記録されたが,わが国では真空管式脳波計や筋電計による神経機能検査が行われるようになったのは戦後である.1960年代には加算コンピュータを内蔵したデジタル脳波計や筋電計が市販され,大脳誘発電位(EPs)や末梢神経伝導速度検査が普及した.1990年代にはペーパレス脳波計が開発され,その後磁気刺激装置による中枢運動伝導時間(CMCT)の検査や脳磁図(MEG)検査,赤外線光トポグラム(NIRS)検査などが普及している.〔臨床検査50:1695-1700,2006〕
Copyright © 2006, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.