今月の表紙 細胞診:感染と細胞所見・12
サイトメガロウイルス:cytomegalovirus
籏 ひろみ
1
,
海野 みちる
2
,
坂本 穆彦
2
Hiromi HATA
1
,
Michiru UMINO
2
,
Atsuhiko SAKAMOTO
2
1杏林大学病院病院病理部
2杏林大学医学部病理学教室
pp.1602-1604
発行日 2006年12月15日
Published Date 2006/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100816
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1990年に死産児の組織に核内封入体をもつ巨大な細胞「ふくろうの目:owl's eye cell」がみつかり,アメーバと考えられていた.しかし,帯状疱疹の封入体とも類似してることなどからウイルス説が浮上した.
1956年ウイルス分離に成功し,研究者の1人であるWeller THにより,感染細胞が巨大化するという意味(cyto:細胞,megalo:巨大な)で,cytomegalovirus(CMV)と命名された1).
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