今月の主題 認知症の動的神経病理
各論
アルファシヌクレイノパチー
髙尾 昌樹
1,2,3
,
Bernardino Ghetti
3
Masaki TAKAO
1,2,3
,
Bernardino GHETTI
3
1慶應義塾大学医学部法医学教室
2財団法人脳血管研究所美原記念病院神経内科
3Indiana Alzheimer Disease Center
キーワード:
アルファシヌクレイン
,
アルファシヌクレイノパチー
,
Lewy
Keyword:
アルファシヌクレイン
,
アルファシヌクレイノパチー
,
Lewy
pp.1130-1136
発行日 2006年10月15日
Published Date 2006/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100731
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アルファシヌクレイン(α-synuclein)が,主に中枢神経系の神経細胞やグリア細胞に異常に蓄積し,臨床的に何らかの神経症状を生じる疾患あるいは状態をアルファシヌクレイノパチーと呼び,Parkinson病(PD),認知症を伴うLewy小体病(DLB),多系統萎縮症(MSA)などが含まれる.神経病理学的にPD,DLBはLewy小体,Lewy neuritesを,MSAではグリア細胞内のglial cytoplasmic inclusionsを中核とする.〔臨床検査 50:1130-1136,2006〕
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