今月の主題 健康食品と臨床検査
健康食品と臨床検査
臨床検査技師にとっての食品・栄養知識の必要性
大坪 盛夫
1
,
犬塚 玲子
1
,
榊原 律子
1
Morio OHTSUBO
1
,
Reiko INUZUKA
1
,
Ritsuko SAKAKIBARA
1
1碧南市民病院 中央検査室
キーワード:
チーム医療
,
特定保健用食品(トクホ)
,
未病
Keyword:
チーム医療
,
特定保健用食品(トクホ)
,
未病
pp.643-648
発行日 2006年6月15日
Published Date 2006/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100648
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栄養状態を管理・指導することを目的としているチーム医療には,栄養サポートチーム(Nutrition Support Team;NST)1),糖尿病療養指導チーム2),褥瘡対策チーム3)などがあり,臨床検査技師がその一員として活躍するためには,食品と栄養の幅広い知識・技術が求められる.近年の健康ブームにより,健康食材や健康食品が出回り,食生活の環境も多様化し,それらが生理的機能に影響を与え,検査データにも反映される.健康障害の防止の観点からも,患者や検診のデータの管理だけでなく,健康食品・サプリメント利用者のデータを管理し,健康食品の機能・効果の科学的検証を把握するセクションが必要となる.臨床検査技師が医療現場において,食品と栄養の知識・技術を深めることで,新たに食と健康の分野で活躍が期待できる.〔臨床検査 50:643-648,2006〕
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