今月の主題 自己健康管理のための検査
各論
健診被験者サイドに立って開発した生活習慣病測定キット―中指頭先端セルフサンプリングで可能とするデバイス検査の実際
前畑 英介
1
,
堀田 正敏
1
,
柴 輝男
2
,
山門 実
2
,
矢野 正生
3
,
下村 弘治
3
,
井上 穣
4
,
岩澤 肇
5
,
古賀 修
5
Eisuke MAEHATA
1
,
Masatoshi HORITA
1
,
Teruo SHIBA
2
,
Minoru YAMAKADO
2
,
Masao YANO
3
,
Hiroji SHIMOMURA
3
,
Minoru INOUE
4
,
Hajime IWASAWA
5
,
Osamu KOGA
5
1㈱ピー・シー・エル中央研究所
2三井記念病院内科
3三井記念病院中央検査部
4昭和大学藤が丘病院内科
5㈱リージャー
キーワード:
デバイス検査
,
セルフサンプリング
,
輸送健診検査
,
超微量分析
,
生活習慣病測定デメカルキット
Keyword:
デバイス検査
,
セルフサンプリング
,
輸送健診検査
,
超微量分析
,
生活習慣病測定デメカルキット
pp.1527-1532
発行日 2004年11月15日
Published Date 2004/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100628
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〔SUMMARY〕 われわれは被験者自らが行う毛細血管-デバイス(血漿)検査(デメカルキット)を開発した.本キットはHbA1cを含めた生活習慣病項目(13項目)がわずか50μl血液で検査可能である.測定法は日本電子分析機(2250型)を用い,DF理論を組み入れたG3P希釈剤による希釈法である.再現性(CV)は5~6%以下,静脈血法とほぼ一致する.われわれはさらに癌マーカー,感染症マーカーもキット化しており費用対効果は期待できる.したがって,健康度を手軽に知ることのできるデバイス検査の有用性は高い.
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