増刊号特集 泌尿器科検査パーフェクトガイド
Ⅰ知っておきたい泌尿器科検査の手順のコツ
[3]内分泌機能検査
副腎静脈サンプリング
工藤 正孝
1
,
高瀬 圭
2
,
佐藤 文俊
3
1東北大学病院腎・高血圧・内分泌科
2東北大学病院放射線診断科
3東北大学大学院医学系研究科難治性高血圧・内分泌代謝疾患地域連携寄付講座
pp.42-44
発行日 2017年4月5日
Published Date 2017/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205909
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ここがポイント
◉手術適応と考えられる「原発性アルドステロン症」においては,副腎静脈サンプリング(adrenal venous sampling : AVS)での局在診断が積極的に推奨されている.
◉Lateralized ratio(LR),Contralateral ratio(CR)といった指標が,左右の副腎でのアルドステロン過剰分泌側の局在を判定する基準に用いられている.
◉AVSの成功のカギは右副腎静脈へのカテーテルの正確な挿入であり,MDCTによる事前の静脈走行のマッピングや,静脈形状に合わせたカテーテルの選択がポイントとなる.
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