今月の表紙 腫瘍の細胞診・2
乳腺悪性腫瘍
水谷 奈津子
1
,
海野 みちる
2
,
坂本 穆彦
2
Natsuko MIZUTANI
1
,
Michiru UMINO
2
,
Atsuhiko SAKAMOTO
2
1杏林大学医学部付属病院 病院病理部
2杏林大学医学部病理学教室
pp.126-128
発行日 2007年2月15日
Published Date 2007/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100437
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
乳腺病変における細胞診検査にはいくつかの方法がある.最も多く行われるのは穿刺吸引細胞診(fine needle aspiration cytology;FNAC)で,触知や超音波検査で確認された腫瘤に対して施行される.そのほか,乳頭の異常分泌を認める場合には,乳汁の直接塗抹や蓄乳したものを液状検体として検査する方法がある.また,パジェット病などの乳頭に病変が見られるときには,乳頭部を擦過した材料が用いられる.
術前診断では,臨床経過・触診・画像と同様に細胞診は重要視されている.
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.