今月の表紙 細胞診:感染と細胞所見・10
アメーバ
水谷 奈津子
1
,
海野 みちる
2
,
坂本 穆彦
2
Natsuko MIZUTANI
1
,
Michiru UMINO
2
,
Atsuhiko SAKAMOTO
2
1杏林大学医学部付属病院 病院病理部
2杏林大学医学部病理学教室
pp.1078-1081
発行日 2006年10月15日
Published Date 2006/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100745
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アメーバは原虫に分類され,原生動物とも呼ばれる.単細胞でできているが,摂食・運動・代謝・生殖などの生存や活動に必要なすべての機能が備わっている.
人体寄生原虫の分類によるとアメーバ目(Order Amoebiba)のエンドアメーバ科(Family Endamoebidae)に赤痢アメーバ(Entamoeba histolytica;E. histolytica)・大腸アメーバ(E. coli)・歯肉アメーバ(E. gingivalis)が存在する.アカンソアメーバ科(Family Acanthamoebidae)にカルバートソンアメーバ(Acanthamoeba culbertsoni)などが分類されている.また,別の目にフォーラーネグレリア(Naegleria fowleri)が分けられている1).
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