今月の表紙 腫瘍の細胞診・1
乳腺良性腫瘍
水谷 奈津子
1
,
海野 みちる
2
,
坂本 穆彦
2
Natsuko MIZUTANI
1
,
Michiru UMINO
2
,
Atsuhiko SAKAMOTO
2
1杏林大学医学部付属病院病院病理部
2杏林大学医学部病理学教室
pp.4-6
発行日 2007年1月15日
Published Date 2007/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100415
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乳腺腫瘍の診断には穿刺吸引細胞診(fine needle aspiration cytology;FNAC)は有用な検査法の一つである.簡便かつ患者への負担が少なく,質的な診断も得られる.そのため,乳房レントゲン撮影(マンモグラフィー)や超音波検査とともに,FNACは主要な検査として位置付けられている.
乳腺腫瘍の組織型は多彩である1,2).良性腫瘍は経過観察となることがあるため,画像診断やFNACの役割は大きい.それには十分な量の細胞採取とアーチファクトの少ない標本作製が必要である.
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