今月の主題 肝臓癌の臨床検査
各論
肝臓癌治療成績と腫瘍マーカーの推移―2.外科的治療
久保 正二
1
,
田中 宏
1
,
竹村 茂一
1
,
山本 訓史
1
,
裴 正寛
1
,
市川 剛
1
,
新川 寛二
1
,
高台 真太郎
1
Shoji KUBO
1
,
Hiromu TANAKA
1
,
Shigekazu TAKEMURA
1
,
Satoshi YAMAMOTO
1
,
Seikan HAI
1
,
Tsuyoshi ICHIKAWA
1
,
Kanji SHINKAWA
1
,
Shintaro KOUDAI
1
1大阪市立大学大学院医学研究科肝胆膵外科学
キーワード:
α-fetoprotein(AFP)
,
AFP-L3分画
,
Protein induced by vitamin K absence or antagonist-Ⅱ
,
肝細胞癌
Keyword:
α-fetoprotein(AFP)
,
AFP-L3分画
,
Protein induced by vitamin K absence or antagonist-Ⅱ
,
肝細胞癌
pp.1231-1234
発行日 2005年11月15日
Published Date 2005/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100289
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〔SUMMARY〕 肝細胞癌(肝癌)切除例における腫瘍マーカーと肝癌再発の関係について検討した.術前腫瘍マーカーが陽性であった症例のうち78%が術後陰性化した.腫瘍マーカーが術後陰性化しなかった症例では術後早期に肝癌再発がみられた.多くの症例で再発時における陽性腫瘍マーカーは術前陽性腫瘍マーカーと一致していたが,異なる症例や再発時腫瘍マーカー陰性例もみられた.術後遠隔転移例はPIVKA-II陽性例に多かった.〔臨床検査 49:1231-1234,2005〕
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