今月の主題 腎疾患と臨床検査
腎疾患と臨床検査
3.血液からわかる腎疾患
1) 血中と尿中電解質の診断的意味
西野 克彦
1
,
草野 英二
1
Katsuhiko NISHINO
1
,
Eiji KUSANO
1
1自治医科大学腎臓内科学
キーワード:
部分排泄率
,
自由水排泄量
,
尿細管内外K濃度勾配
Keyword:
部分排泄率
,
自由水排泄量
,
尿細管内外K濃度勾配
pp.525-530
発行日 2006年5月15日
Published Date 2006/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100090
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血中電解質の測定で電解質異常が判明した場合,同時に随時尿の尿中電解質や浸透圧を測定することで,部分排泄率(fractional excretion;FE),自由水排泄量(electrolyte-free water),尿細管内外K濃度勾配(transtubular K concentration gradient;TTKG)を計算できる.これらの指標により,内分泌検査の結果を待たずに短時間で原因疾患の鑑別診断を進めることができる.〔臨床検査 50:525-530,2006〕
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