グラフ
総合的リハビリを目指して—国立療養所長崎病院
pp.637-642
発行日 1991年8月1日
Published Date 1991/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541903672
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長崎は坂の多い街である.山あいの幹線道路を一歩横に入ると,麓から項に至るまで細い路地がうねり,あるいは階段が続く.そんな山腹の家に住む人たちにとって,いったん病気になると,病院に通うのも大仕事である.退院した患者さんも一歩屋外に出るとそこには階段が待っている…….
市内の繁華街から車で約10分,野母半島を茂木港へと横断する幹線道路が峠を越える川上町付近は住宅が密集した高台の街である.国立療養所長崎病院はそこから徒分数分,海抜約170メートルの高台にある.病院は療養所から都市型病院として機能の転換を進めている.
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