病院管理フォ—ラム 栄養管理・6
望ましい栄養管理をめざして
河原 和枝
1
1川崎医科大学附属病院栄養部
pp.986-987
発行日 2002年12月1日
Published Date 2002/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541903666
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栄養管理の必要性
医療費抑制政策の一環として,包括医療が導入され,定額払い方式が拡大する現在,患者の栄養管理の重要性が見直されつつある.また,栄養士法が改正され,国民の健康管理に対する管理栄養士の役割が明記された.このように栄養士の役割が期待される状況下で,われわれ管理栄養士が,本来の栄養管理とは何かをよく理解し,真剣に取り組まなければ,その存在意義は抹消されかねない.
かねてから,川崎医科大学附属病院では,病棟へ出向いて患者様を知ることが栄養管理の第1歩であると考え,病棟専門担当制を実施してきた.前回,前々回で糖尿病,腎臓病のチーム医療の実際を紹介したが,今回は病院全体での活動状況を紹介する.
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