特集 社会保障改革と病院
【座談会】病院医療における受益者負担を巡って
福田 浩三
1
,
武 弘道
2
,
三上 裕司
3
,
大道 久
4
1日本病院会
2前鹿児島市立病院
3医療法人三上会総合病院東香里病院
4日本大学医学部医療管理学教室
pp.956-963
発行日 2001年11月1日
Published Date 2001/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541903410
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大道(司会)近年,医療における制度改革論議が大変盛んで,とりわけ小泉内閣になってから,財政主導の医療改革がはっきりしてきました.骨太の方針,聖域なき構造改革ということで,医療,あるいは社会保障を含む新しい改革の方向が示されています.そういう中で医療については,医療を受けるという直接的な便益がある患者さんに一定の負担をお願いしたらどうかという趣旨の議論があります.本日は,その幾つかの論点について,ご意見をいただきたいと思います.
最初に,自己紹介を兼ねて簡略にご自身の病院の概要などをお話いただき,その上で本日のテーマの極めて重要なキーワードである混合診療について,是非を論じていただきたいと思います.まずは福田先生からお願いいたします.
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