特集 病院の医療情報発信
わが病院の医療情報発信とホームページの活用戦略
神野 正博
1
1特別医療法人財団董仙会恵寿総合病院
pp.600-604
発行日 2001年7月1日
Published Date 2001/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541903318
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
情報開示の流れは,あらゆる業界・組織に押し寄せようとしている.特に大企業においては,請求があってからの開示というよりはむしろ,業績を積極的にディスクローズすることで投資家の国際的な評価(格付け)に直結させていることは周知の事実である.さらに,そこではIT(information technology)の進展により,誰でも閲覧可能で,しかも検索性を備えたデジタル情報として公開される傾向にある.医療機関においても,この流れは避けられるものではなく,より積極的な情報の発信が地域住民から支持される医療機関づくりに寄与することは間違いのないことであろう.
折しも,本年3月から施行された第4次医療法においても医療機関の広告規制が緩和された(表1).しかしそこでは,戦略のない広告は単なる自己満足にしか過ぎず,なんら医療機関の評価につがらないように思われてならない.
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.