特集 施設機能分化の新たな展開
回復期リハビリテーション病棟の運用経験と展望
畑田 和男
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1医療法人社団恵愛会大分中村病院
pp.506-507
発行日 2001年6月1日
Published Date 2001/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541903295
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大分中村病院は大分市の中心部,大分県庁の東隣に位置する許可病床数265床の地域中核病院で,大分市における2次救急医療機関でもある.昭和41年12月に故・中村 裕(昭和59年死去)が開設し,以来,「救急医療から医学的リハビリテーション,更に社会復帰」をモットーとして一貫した医療が今も引き継がれている.また,関連施設として社会福祉法人太陽の家がある.
現在,診療科は整形外科・脳神経外科・外科・内科・循環器科・胃腸科・形成外科・リハビリテーション科,麻酔科の9科を掲げ,年間延べ7,000人の救急患者を受け入れており(平成12年現在),その内訳は整形外科領域53%,脳神経外科領域16%,循環器領域9%,その他22%となっている.これらの約3割は複合外傷や重度の脳血管疾患,脊髄損傷などの高度障害の患者であり,平均在院日数も平成10年2月で34日となっていた.
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