特集 施設機能分化の新たな展開
「一般病床」か「療養病床」かの選択—ケアミックスの選択:脳神経外科単科病院の事情
北原 茂実
1
1北原脳神経外科病院
pp.508-509
発行日 2001年6月1日
Published Date 2001/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541903296
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結論からいうと,北原脳神経外科病院は既に全病床81床中51床を急性期一般病床,残り30床を療養型病床群とするケアミックスで運営しており,この療養型病床群をそのまま療養病床にしようと考えている.
なぜか.重症患者や長期のリハビリテーションを必要とする患者を抱える脳神経外科単科病院ではどうしても在院日数が長くなりがちで,平均在院日数を重視した現行の制度下では,一部を療養病床にすることによって初めて急性期部分の入院基本料を高めに維持できるからだ.
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