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特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 2000
5 皮膚科医のための臨床トピックス
介護保険における医師・医療の役割
The role of physicians and medical services in a long-term care insurance system
青柳 俊
1
Takashi AOYAGI
1
1日本医師会
1Japan Medical Association
キーワード:
医療・介護
,
主治医意見書
,
要介護認定
,
医師・医療の役割
Keyword:
医療・介護
,
主治医意見書
,
要介護認定
,
医師・医療の役割
pp.196-198
発行日 2000年4月15日
Published Date 2000/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903246
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平成12年度にスタートする介護保険制度は,「医療」と「介護」が一体的に提供される仕組みとして,医師・医療の役割が非常に重要である.介護保険では,認定された介護レベルに限られた保険給付となるので,要介護認定が重要なポイントとなる.要介護認定においては医師は,1)「主治医意見書」の作成,2)審査会委員としての審査・判定などの重要な役割を担う.特に,現在の一次判定ロジックは,基礎データや分析手法に多くの問題が指摘され,要介護認定では二次判定が重要視されることから,医師の作成する「主治医意見書」は,公正かつ客観的な認定の鍵になるといえる.高齢者のQOL向上を図るためには,必要なときに必要な医療と介護サービスが提供される仕組み作りが重要であり,介護保険制度への医師の積極的関与が必要と考える.
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