特集 在院日数と病院経営
在院日数短縮と病院経営—地域医療ネットワークの構築による在院日数の短縮
松村 耕三
1
1財団法人磐城済世会
pp.139-140
発行日 1999年2月1日
Published Date 1999/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902620
- 有料閲覧
- 文献概要
急性期病院の在院日数短縮のためには急性期医療から慢性期医療,そして在宅医療へと続く病状,病期に従った施設体系(continum care)を作り,的確に流れに乗せることが必要になる.この体系化されたネットワークシステムの構築には二つの方法が考えられる.これを縦のネットワークと横のネットワークと呼ぶことにする.
縦のネットワークとは同一法人内で病状,病期による施設の体系を完結させる方法である(図1).医療の被提供者は矢印の方向に流れに乗って運ばれることになる.地域でリーダーシップをとることが望まれ,力のある医療機関はこの方式の選択ができる.
Copyright © 1999, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.