特集 退院後ケア
退院後ケアの実践—客観的指標に基づいた退院後の腎疾患患者の管理
前田 憲志
1
1名古屋大学医学部附属病院在宅管理医療部
pp.1108-1109
発行日 1998年12月1日
Published Date 1998/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902572
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近年,在宅医療やケアが急速に推進されている.しかし,リスクを上昇させることなく在宅に移行し,必要に応じて再入院,再評価,再訓練を行いつつ,長期に最も最適な管理が実施されるための管理方式はまだ,確立していない.さらに,データベースに基づいた効果やリスクの評価に基づいた管理方法の修正方式についての検討も全国的な規模では開始されていないのが現状である.
しかし,医療・介護様式が大きく変化するとき,データベースに基づいた医療のむだを省いた最適制御方式の標準化を行うことや効果ならびにリスクの状況を把握して改良を重ねることは必須事項である.
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